フォトライブラリ
2022年活動レポート
中山間地域の生活を守るため、県土強靭化をさらに推進します。昨年8月6日集中豪雨の際にも、改良復旧を迅速に進めました。災害を未然に防ぐため、どんな山奥にも足を運び、徹底した現地調査をふまえ整備推進します。
R406
芋井・小田切・鬼無里・戸隠地区合同で国道406号改良のため現地調査をおこなう。
鬼無里
信更大岡
中条
戸隠
小川村
国の小川村への激甚災害指定による手厚い支援を求めて、小川村染野村長と県及び内閣府へ陳情。結果、本激指定を受け国の支援対象に。
信州新町
被災現場においては、改良復旧を積極的に進め、災害を未然に防ぐためどんな山奥にも足を運ぶ。徹底した現地調査を行い整備推進する。
各中央省庁に災害対応を積極的に要望
警察本部新庁舎等、県有施設の整備も積極的に推進していく
裾花川ウォーキングロード整備は左岸側が今年度完了。来年度から右岸安茂里側を順次整備していく。渋滞対策をふまえ、落合橋掛け替え、犀川に関する新橋も構想
2021年活動レポート
- 通称ゼロカーボン条例、歯科口腔保健と少子化対策を推進する条例、信州の伝統的工芸品振興等の4つの議連の会長として議会側の中心となり意見を取りまとめ、施策化・条例化を推進する
- コロナ関連のさまざまな施策を阿部知事に提言
- 長野商工会議所 北村会頭と社会経済活動の再生に向け阿部知事に陳情
- 内水氾濫防止のため浅川第一排水機場の建設促進に尽力
- 犀川河川敷の崩落による農地被災現場。地域の声をうけ、国の予算措置による復旧に目途をつけた
- 北八幡川排水路整備促進し内水氾濫対策を推進中。途中経過について現場で説明する風間県議
- 自民党県議団長として令和4年度予算について要望をおこなう
- 安茂里地区犀川および13の沢筋対策委員会の設置を提言し実現
昨年もさまざまな地域の道路、河川、治山対策等、多くの現場を調査
その場で対応を協議し即実行にうつしました
2020年活動レポート
各中央省庁に災害対応を積極的に要望
被災現場においては、改良復旧を積極的に進め、災害を未然に防ぐためどんな山奥にも足を運び、徹底した現地調査を行い整備推進する
2019年活動レポート
- 災害後初の県議会本会議はトップで質問に立つ
- 自民党県議団長として来年度予算について阿部知事に申し入れ
- 自民党県議団は改選後、議会過半数29名を超える最大会派に。県議団長に就任
- 長野市篠ノ井岡田川越水状況を現地調査
- 佐久市千曲川堤防決壊の現場にて
- 長野市長沼のリンゴ畑にて堆積する土砂を調査
- 東御市災害現場にて
- 飯山市皿川決壊による浸水状況を調査
- 長野市松代災害廃棄物置場で現地の状況を聞く
- 長野市長沼全体を見渡し現地の様子を説明
- 佐久穂町河川決壊による家屋倒壊の調査
- 自民党本部へ災害復旧を要望
- 上田電鉄別所線の鉄橋の落橋現場を視察
- 阿部知事と各会派代表との協議の場にて災害対応を申し入れ
- 都道府県として初となる気候非常事態宣言の記者会見の場にて小泉環境大臣とTV電話で会談
- 県内大学と県議会が包括連携協定を結ぶ
各中央省庁に精力的に災害対応を要望
2018年活動レポート
2017年活動レポート
2014年活動レポート
2012年活動レポート
2010年活動レポート
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県会で質問する風間県議
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森林税を使った間伐事業の進捗状況を現地調査
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長野県農業大学校にて育成技術について学生達と懇談する
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多発する鳥獣被害を防止するための(防護柵)施設整備について
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農政林務委員長として審査進行中の風間県議
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地方自治政策課題研修会にて県下市町村議員を前に県政課題の主旨説明をする風間県議
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りんご新わい化栽培園の現況を視察
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家畜保健衛生所において口蹄疫対策の現状を視察
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洪水防御施設の現地視察
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21年8月豪雨山地災害復旧現場
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衆議院議員小泉進次郎氏と街頭に立つ
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広域営農団地農道整備事業について
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県産財の公共施設への利用促進事業を視察
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県営かんがい排水事業の進捗状況を見る
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農業生産法人信州せいしゅん村を視察
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体験農業で農業と観光のリンクを推進
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長野県看護大学にて学生の活動を聞く風間県議
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助産所「とうみ」にて東御市長と
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信州デスティネーションキャンペーンイメージキャラクター「アルクマ」と
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長野県体験農業に参加中の横浜の中学生と
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戸隠南方神社御柱にて
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奥裾花にてブナの植樹をする
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鬼無里諏訪神社御柱に参加
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支持者の皆様と談笑
2009年活動レポート
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直近の12月県会で質問する風間県議。
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長野県医師会大西雄太郎会長とともに、平成22年度予算編成での新型インフルエンザ問題、医師不足問題等医療全般にわたり知事、副知事に要請をする。
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県行政書士会会長らと県政運営について懇談。
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平成22年度予算編成について自民党県議団を代表して村井知事に要望事項の説明をする風間県議。
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県歯科医師会より歯科口腔衛生について県政要望を受ける。
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諏訪赤十字病院の高度医療機器の説明を聞く。
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県医師会の要望を受ける。
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身体障害者授産施設ワークサポート篠ノ井の皆さんを訪問して手作業の話に聞き入る。
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林業振興協会大日方会長より来年度の県政要望を伺う。
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お年寄りの皆さんと「信濃の国」合唱のワンシーン。
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社会衛生委員会で発言する風間県議。
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8月の集中豪雨による戸隠楠川の災害現場を現地調査。この後、県・市道、河川等の復旧に向け迅速に対応しました。
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保育園児に囲まれてちょっとお話し。
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市議会議長会より県政全般にわたる要望を聞く。
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全国有数の進学校でありながら福祉施設と並存する京都市立堀川高校を視察。
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裾花小学校の県庁見学を県議自ら案内。
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仙台市の新型インフルエンザ対策を視察。
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岩手県磐井病院の耐震施設を地下にもぐり調査。
2008年活動レポート
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広域営農団地農道整備事業の進捗状況を調査
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緊急地すべり防止事業の現場にて
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数回にわたる知事への直接要望
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本会議にて農産物の自給率向上・地域公共交通対策・消費生活条例について質問
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農地保全整備工事の現地を視察
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土地改良事業 現地調査にて
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トマト栽培施設 安曇野市にて
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すいか共選所 波田町にて
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先進農業の取り組みの現場東御市
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いちご種苗施設 小諸市にて
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野生鳥獣被害 現地を視察
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農業大学校の状況を視察 小諸市
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緊急治山事業の現地を調査
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各種団体から来年度の県政要望をうける
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病害虫判別を行う 原村にて
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全校舎木造の川上中学校を視察
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安茂里地区の要望にこたえて
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鬼無里植樹会で高校生とともに参加
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防災訓練を体験する
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自民党保利政調会長および県選出国会議員へ21年度国の予算に対する要望を団を代表して行う風間県議

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11月27日(火) 一般質問 風間議員(自民党) 22分
1 新県立大学について
風 間
国において大学設置認可のあり方を見直すための検討が始まり、認可の審査を今まで以上に厳しくすることも含め、多くの変更を余儀なくされることを覚悟する必要がある。予想される事態を見立てておく必要があると考えるが、手続き上、開学までに予想される影響はないか。あるとすればどのような点か、それにどう対処すべきか。国の認可基準見直しに対する見解とあわせ伺いたい。
阿部知事
大学設置認可のあり方に関する検討会での、具体的な検討はこれからで、新しい大学の設立に向けた取り組みにどの程度影響しているか現時点では必ずしもはっきりはしていない。
どのような基準になろうとも、しっかりクリアできるような準備をしていくということが重要だと考えている。引き続き積極的な情報収集をしていきたいと考えている。
どのような基準になろうとも、しっかりクリアできるような準備をしていくということが重要だと考えている。引き続き積極的な情報収集をしていきたいと考えている。
風 間
少子化の進む中、過当競争に苦しむ大学経営のこの時期に、長野県に新たな県立大学を設置することに、どのような価値と意味をもたせていくのかということは、県内にある既存の大学の理解を得る上で極めて重要なポイントであると考えるが、新県立大学設立の積極的意義について、あらためて見解を伺いたい。
阿部知事
県立大学の役割は、高校生の選択の幅を拡大していく、そして県内において高等教育を受ける機会を充実していくということがまず重要だと考えている。加えて、大学であるので、人材育成という観点のみならず、研究的な機能あるいは地域との連携、貢献という機能も果たしていってもらう必要性があると考えている。
今回の構想の中でも地域との連携というものを強く打ち出しているが、企業、地域をこれから支えていく人材を育成すると同時に、例えば地域との共同研究ということを行うことによって地域課題の解決あるいは地域の振興に直接的な形で貢献していくことができる、そうした知の拠点としての大学像というものを描いていきたいと考えている。
今回の構想の中でも地域との連携というものを強く打ち出しているが、企業、地域をこれから支えていく人材を育成すると同時に、例えば地域との共同研究ということを行うことによって地域課題の解決あるいは地域の振興に直接的な形で貢献していくことができる、そうした知の拠点としての大学像というものを描いていきたいと考えている。
風 間
基本構想の素案で示されたグローバル社会に通用する人材を育成するという方向性については必要性を認めるものの、グローバル人材たるためには、単に英語が話せるだけではなく、日本や長野県の歴史や文化に対する深い知識と造詣、多様な文化に対する理解が必要と考えるが、新県立大学ではどのような人材を育てたいと考えているのか、あらためて伺いたい。
阿部知事
長野県あるいは日本の文化、風土に根差した大学にしていくということ、そして地域の資源を活用して新たな価値を生み出していく、そうしたイノベーションを起こすことができる人材を育てていきたいと考えている。既存の枠組みにとらわれず、主体的にチャレンジする精神、そして社会に対する責任感を持ち合わせた人材をぜひ育てていきたいと考える。
風 間
新しい大学は、県立である以上は県内から多くの優秀な高校生を集め、県内企業に人材を供給するという役割が重要と考えるが、これについての認識と入学者に占める県内高校生の割合についてどのように考えるか伺いたい。
阿部知事
県内の高校生の進学機会の拡充ということは重要な視点だと考える。県内入学者の割合、現時点で数字的なものは非常に難しいと考えているが、信州大学は、3割程度が県内出身者である。全国の都道府県立大学では平均で半分程度が地元出身者である。新しい県立大学の構想素案においても県民枠ということも出しているが、そうしたことも含めて県内高校生の入学の機会の確保を考えていきたい。
また、入学者の選抜方法については、基本構想策定後に専門部会等を設置して具体的な検討を行っていくが、こうした入学者選抜のあり方についても、高校との連携も含めて抜本的な対応、今までの単純な入学試験の成績だけで評価するということだけでいいかということも含めて検討していかなければいけないと考える。高校時代の活動状況など多角的な視点からの能力評価をする、あるいは意欲と潜在力のある学生を見出していく、そうした工夫を高校との連携の中でも考えていきたいと考える。
また、県内の市町村や企業との連携により、課題探求型の授業あるいはインターンシップ等の実施、そうしたことを通じて県内産業の発展にも結びつくことができる教育が必要だと考えている。
また、入学者の選抜方法については、基本構想策定後に専門部会等を設置して具体的な検討を行っていくが、こうした入学者選抜のあり方についても、高校との連携も含めて抜本的な対応、今までの単純な入学試験の成績だけで評価するということだけでいいかということも含めて検討していかなければいけないと考える。高校時代の活動状況など多角的な視点からの能力評価をする、あるいは意欲と潜在力のある学生を見出していく、そうした工夫を高校との連携の中でも考えていきたいと考える。
また、県内の市町村や企業との連携により、課題探求型の授業あるいはインターンシップ等の実施、そうしたことを通じて県内産業の発展にも結びつくことができる教育が必要だと考えている。
風 間
健康長寿県は長野県が誇るべき特性の一つであり、グローバルな視点からの研究やその成果を世界へ発信することができるならば、まさに国際性を持った意義のあることと考える。この分野は県短も少なからぬ貢献をしてきた分野であると思うが、新県立大学も地域への貢献、また、県政課題に応えていくという役割を持つべきと考えるがいかがか。
阿部知事
県政の抱える課題にこたえていく上での大学の役割ということも極めて重要だと考える。
新しい県立大学においても、県政の抱える課題、今の健康長寿も含めて、そうした課題に対してどのような形で貢献することができる大学にしていくのかという視点をしっかり持ってこれからの構想の取りまとめに努めてまいりたいと考える。
新しい県立大学においても、県政の抱える課題、今の健康長寿も含めて、そうした課題に対してどのような形で貢献することができる大学にしていくのかという視点をしっかり持ってこれからの構想の取りまとめに努めてまいりたいと考える。
風 間
長野県全体の高等教育機関が、それぞれの大学の特性を活かしつつ相互に連携し、長野県の高等教育の充実や地域貢献に協働して取り組む条件や雰囲気の醸成が必要と考える。また、大学と地域の企業や自治体が連携し、ともに人材育成を行っていくことが重要と考えるがいかがか。
阿部知事
県内の大学が連携、協働して教育の質を向上していくということは、もとより長野県という地域の貢献に対して取り組んでいくということは極めて重要な観点だと考える。人材を育てる側の大学、そして人材を求める側の産業界や自治体がこれまで以上に連携、協力をしていくということが地域の発展にとっては重要、不可欠だというふうに考える。
長野県の役割としては、県立大学という視点のみならず、長野県全体の高等教育の振興、そして高等教育機関が地域の発展あるいは県内経済の振興に資するという観点も極めて重要だと思っているので、そうした意味で、今後、大学間の連携、あるいは大学と産業界との橋渡し、そうした部分についてこれまで以上に積極的な取り組みを行っていきたいと考える。
長野県の役割としては、県立大学という視点のみならず、長野県全体の高等教育の振興、そして高等教育機関が地域の発展あるいは県内経済の振興に資するという観点も極めて重要だと思っているので、そうした意味で、今後、大学間の連携、あるいは大学と産業界との橋渡し、そうした部分についてこれまで以上に積極的な取り組みを行っていきたいと考える。
風 間
基本構想を素案から案にしていくに当たって、現在行われている見直しの状況と、開学に向かってどのようなスケジュール感を持っているのか伺いたい。
阿部知事
各方面から大変多くの御意見をちょうだいしているところである。素案をベースにして、学部、学科の構成等も含めて幅広く検討しているところである。この大学についてはできる限り多くの県民の皆様方の理解、御協力が必要だというふうに考えているので、しっかりとした大学像の基本を描いていくという観点で、年内にこだわることなく、構想案の検討を行っていく。
また、さまざまな皆様方とこれまでも御意見を伺ってきているが、さらに対話を行ってより具体的な大学像を固めてまいりたいと考えている。
また、さまざまな皆様方とこれまでも御意見を伺ってきているが、さらに対話を行ってより具体的な大学像を固めてまいりたいと考えている。
再質問
県短が80年にわたって果たしてきた地域貢献を主眼に改組し、今ある学科を存続発展させ、新たに国際社会にも通用する人材育成課程を設けることで文理融合型の総合大学を目指すことにあるのではないかと思うが、考えを伺いたい。
阿部知事
長野県立大学は長野県という地域に根差した地に足がついた形にしていく、そういう意味で自治体であったり産業界との連携というものが極めて重要だと思う。
今後とも、経済界、あるいは自治体、あるいは県内の大学関係者の皆様方の意見をしっかり受けとめながら、よりよい大学像をつくっていきたいというふ うに考える。
今後とも、経済界、あるいは自治体、あるいは県内の大学関係者の皆様方の意見をしっかり受けとめながら、よりよい大学像をつくっていきたいというふ うに考える。
再質問
学部、学科の構成のあり方についてもう一度考えを伺いたい。
阿部知事
今、構想素案の段階から構想を取りまとめていくという段階。学部、学科の話は極めて大きなテーマだと思うが、議員から質問のあった地域への貢献とか、あるいは今までとの関連性とか、そういうものも総体的に勘案する中で学部、学科のあり方はしっかりと固めてまいりたいと考える。今、中で鋭意検討している状況である。
2 企業局電気事業及び水源保全・河川管理について
風 間
本年を信州自然エネルギー元年と位置づけ、推進を始めた県において、自然エネルギーの推進役としての企業局の役割は、今後益々重要になってくると思うが、今後の企業局電気事業の将来展望をどのように描いているのか、考えを伺いたい。
阿部知事
企業局の電気事業については、望ましい電気事業形態の検討を通じて、今回、引き続いて電気事業については公営企業として継続をしていくという判断をした。
継続の判断に当たり、今後の事業展開の中で固定価格買い取り制度の活用によって約40億円の増収が見込まれるということなど安定した経営が確保される見通しが出ていること、また、東日本大震災以降、自然エネルギーに対する期待が高まる中、自然エネルギーの普及拡大に向け企業局の新しい役割への期待が大きく高まっていること、こうしたことを勘案して継続をすることとした。
長野県は、本年、信州自然エネルギー元年という位置づけのもと、自然エネルギーの普及拡大を進めてきており、企業局、みずからの力で自然エネルギーの普及拡大をすることができる数少ない大切な県の機関、部署である。また、半世紀にわたって培ってきた水力発電の知識、経験が蓄積をされており、こうしたことから、将来的にも自然エネルギー普及拡大の核としてますます重要な役割を果たしていくものと考えている。
なお、中長期的な展望としては、水力発電以外の電源開発の可能性の研究であるとか国のエネルギー改革に伴います新しい展開の可能性の研究など、今後も国の動向を見据えながら適切かつ柔軟な対応をしてまいりたいと考えている。
継続の判断に当たり、今後の事業展開の中で固定価格買い取り制度の活用によって約40億円の増収が見込まれるということなど安定した経営が確保される見通しが出ていること、また、東日本大震災以降、自然エネルギーに対する期待が高まる中、自然エネルギーの普及拡大に向け企業局の新しい役割への期待が大きく高まっていること、こうしたことを勘案して継続をすることとした。
長野県は、本年、信州自然エネルギー元年という位置づけのもと、自然エネルギーの普及拡大を進めてきており、企業局、みずからの力で自然エネルギーの普及拡大をすることができる数少ない大切な県の機関、部署である。また、半世紀にわたって培ってきた水力発電の知識、経験が蓄積をされており、こうしたことから、将来的にも自然エネルギー普及拡大の核としてますます重要な役割を果たしていくものと考えている。
なお、中長期的な展望としては、水力発電以外の電源開発の可能性の研究であるとか国のエネルギー改革に伴います新しい展開の可能性の研究など、今後も国の動向を見据えながら適切かつ柔軟な対応をしてまいりたいと考えている。
風 間
今回、企業局の電気事業を継続することを決定し、新たな発電所の建設を進めることは、県自らが自然エネルギーの普及拡大に積極的に取り組む姿勢を示す大変意義深いものであり、大きな前進と考えるが、高遠発電所と奥裾花第2発電所の建設を決定した経過と理由について伺いたい。特に、当初、高遠のみの計画から変更した局内の検討の経過と、国との折衝はどうであったのかを含め伺いたい。
山本企業局長
新規開発の検討に当たり、過去に継続調査していた新規開発候補地点に対し、現状の制度等を踏まえ、まず経済性、水利権、環境面等の観点、また、再生可能エネルギー固定価格買い取り制度の効果的活用の観点から検証を行い、その結果、高遠と奥裾花の2カ所を新規開発の候補地点として選定をした。
この2カ所についてさらに詳細な経営見通しを行い、新規建設の可能性について慎重に精査、検討した結果、いずれも経営上問題ないことが確認できたので、高遠発電所及び奥裾花第2発電所として建設に取り組むこととした。
なお、奥裾花第2発電所については、既設発電所への併設の形をとることから、当初、固定価格買い取り制度の対象にならないことが危惧されたが、経済産業省との協議の結果、対象となることが確認されたので、高遠発電所に加え、新規開発候補地点として取り組むこととした。
この2カ所についてさらに詳細な経営見通しを行い、新規建設の可能性について慎重に精査、検討した結果、いずれも経営上問題ないことが確認できたので、高遠発電所及び奥裾花第2発電所として建設に取り組むこととした。
なお、奥裾花第2発電所については、既設発電所への併設の形をとることから、当初、固定価格買い取り制度の対象にならないことが危惧されたが、経済産業省との協議の結果、対象となることが確認されたので、高遠発電所に加え、新規開発候補地点として取り組むこととした。
風 間
奥裾花第2発電所の建設スケジュールと建設費及び得られる利益について伺いたい。
山本企業局長
奥裾花第2発電所は、平成25年度から26年度にかけ基本設計、詳細設計を行い、河川管理者や共同利水者等との協議、調整を行った上で、河川法等の申請手続を経て27年度から建設に着手し、28年10月の発電開始を目指している。
建設費は、総事業費として約8億円を予定し、再生可能エネルギー固定価格買い取り制度の適用により20年間で約18億円の純利益を見込んでいる。
建設費は、総事業費として約8億円を予定し、再生可能エネルギー固定価格買い取り制度の適用により20年間で約18億円の純利益を見込んでいる。
風 間
裾花川には企業局が所有する湯の瀬ダムがあるが、ダムからの常時放流水量を見ると、この水を利用した新たな発電を考えてもよいのではないかと思う。湯の瀬ダムの常時放流水を利用した発電の可能性について伺いたい。
山本企業局長
湯の瀬ダムは今回検討した新規開発候補地点の一つであり、現在、ダムから年間を通じて毎秒2トン以上の放流を行っていることから有望な地点の一
つと認識をしている。しかし、既存ダムの大規模な改修が必要なこと、また、放流水の一部が長野市の水道水として利用されていることから、開発の可能性については、関係利水者や河川管理者とも十分協議の上、慎重に検討していく必要がある。
風 間
企業局では、固定価格買取制度を導入することで得られる利益の一部を、県のエネルギー政策の支援に充てることとしているが、今後、県としてどのように有効活用していくのか伺いたい。
原環境部長
今後の企業局からの利益還元については、環境・エネルギー施策、地域経済の活性化、地域づくりに資する施策を推進するという観点に立ち、企業局初め関係部局とその活用方法について検討してまいりたいと考えている。
風 間
発電事業には地元市町村、特に発電所が所在する地域住民の理解と協力が不可欠であるが、企業局では今までに地元市町村に対しどのような支援を行ってきたのか。また、今後着手する新規の発電所の建設促進を図るために、水源涵養林の保全に取り組む地元への協力等に対し、新たに地域への直接的な支援を考える必要があると思うが、今後の地元への支援策について伺いたい。
山本企業局長
地域の貴重な資源を利用する水力発電は、施設の開発、維持に対する地元の理解と協力が不可欠なものと考える。企業局では、発電施設がある長野市や伊那市など9市町村に対し、固定資産税相当額について、国有資産等所在市町村交付金を年間で総額2億円交付をしている。
また、水源涵養林は緑のダムとも言われ、水力発電の源となる森林保全のため極めて重要であると認識をしている。
電力システム改革の進展により、将来、一般競争入札へ移行することも予想されることから、経営状況を勘案した具体的な支援策のあり方についても今後 検討してまいりたい。
また、水源涵養林は緑のダムとも言われ、水力発電の源となる森林保全のため極めて重要であると認識をしている。
電力システム改革の進展により、将来、一般競争入札へ移行することも予想されることから、経営状況を勘案した具体的な支援策のあり方についても今後 検討してまいりたい。
風 間
裾花川の下流域では、河川敷自身が雑草木の繁茂により獣道化するほど野生化している。里山から市街地への進路となっていることを断ち切り、住み分け境界となっている同河川敷をしっかりと県が河川管理者として維持・整美し、継続的に責任ある対処をしていかなくてはならないと考えるが、今後の県の具体的対応と継続的責任について伺いたい。
阿部知事
今後とも、地域の御要望を踏まえて、周辺地域の景観、環境への影響等も勘案しながら、河川内樹木の伐採あるいは堆積土砂の撤去などを行って河川
の良好な維持整備に努めていく。
3 監査結果への対応について
風 間
本年度の定期監査の結果、明らかな法令違反や重大な過失等にあたる指摘事項が6件と過去10年間で最大であったが、件数よりも問題は、再び他の機関で同様のミスが発生することを未然に防ぐことがシステムとしてできていないところにある。監査を生かして、未然に事態を防ぐには、全庁・全機関において問題を共有化し、その後の取った措置が点検できる、新たな監査結果に対する行政事務改善の仕組みが必要と思うがいかがか。具体的な方針と所見を伺いたい。
阿部知事
業務改善を所管している総務部、行政改革課が中心となって各部局における監査結果への対応を検証していく、そのため定期的に進捗状況の報告を求め、その後の事務処理に生かされているかという観点での確認を行っていきたいと考えている。これまでは各部局と監査委員事務局がそれぞれ対応してきたが、知事部局の中でも集約する部署をしっかりと設けていきたいと考えている。
また、あわせて、部局長会議などを活用して全庁的な情報の共有化を図る仕組みを速やかに構築してまいりたいと考える。
また、あわせて、部局長会議などを活用して全庁的な情報の共有化を図る仕組みを速やかに構築してまいりたいと考える。